みなさんは、
「具体的な表現」と「抽象的な表現」の
どちらに耳を傾けますか?
私が会社員だった頃、スーパー営業マンと
呼ばれる成績優秀な先輩がいました。
みんなが売るのに苦労している商品でも
いとも簡単に契約を取り付けてくるのです。
その先輩は、私の教育係だったので
その方法を知りたいと思い
「どうしたら、そんなに契約が
取れるんですか?」
と質問したことがありました。
その時、先輩は
「お客様は、時間が経つと迷い始めるから
先手を打つんだよ。
池の水が川に流れ込む前に
川の入口を塞ぐのと同じだよ」
と返されました。
私の頭の中は
「・・・どいうこと? (・_・)?」
とフリーズしたことを覚えています。
後で知ったのですが
その先輩は、スーパー営業マンではありましたが
内容が抽象的すぎて、人に教えるのは
かなり下手だと社内でも有名だったそうです。
何が言いたいのかと言うと
本人はちゃんと伝えているつもりなのに
相手には、何も伝わっていない、
ということです。
これは、文章においても同じ事が言えます。
例えば
<セミナー告知の場合>
このセミナーは、講師の○○氏が
長い年月の中で得た体験を基に
知識と情報を、余すところなく
みなさんにお伝えする
贅沢な内容となっています。
心に響くような深い学びがあるはずです。
ぜひ、ご参加ください。
私にとっては、抽象的すぎて
ツッコミどころ満載な文章なのですが。。。
みなさんは、いかがでしょうか。
<気になるところ>
・ 長い年月って、どれぐらい?
・ どんな体験したの?
・ どんな知識と情報があるの?
・ 何も説明していないのに、
何が「贅沢」なのか分からない。
・深い学びって、どんな学びをいうの?
主催する人は、
ちゃんと伝えているつもりだと思いますが
読み手には、何も伝わっていませんよね。
先の<セミナー告知>を手直しすると!
このセミナーは、講師の○○氏が
32年という長い年月の中で得た
カウンセラーの体験を基に
依頼者としっかり向かいあい
気付きと変化を与えるための
知識と情報を、余すところなく
みなさんにお伝えします。
今までどのセミナーでも語ることがなかった
○ ○に関する情報を含む
贅沢な内容となっています。
ぜひ、ご参加ください。
いかがでしょう。
まだ、緩いのですが
少し具体的な内容に変更しました。
こうすると、読み手の
受け取り方が変わりますよね。
みなさんの文章は、
具体的に書けていますか。
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