素敵な季節の言葉「春」

ブログやメルマガなどの冒頭で

「暖かくなりましたね」とか

「そろそろ○○の季節です」とか

「旬の野菜がおいしい」といった

季節に関する挨拶文を書くことってありますよね。

 

実は、この挨拶文って

読み手の気持ちを和ませる効果があるって

ご存知でしたか。

 

ということで、今回は

「春」にまつわる言葉を紹介します。

モクレン

 

暦の上では、

「立春」を迎える2月4日ごろから

「立夏」の5月7日ごろまでが

「春」とされています。

2月の和名は、「如月(きさらぎ)」

3月の和名は、「弥生(やよい)」

4月の和名は、「卯月(うづき)」

 

如月とは、

中国最古の辞書「爾雅(じが)」に

「二月爲如(二月を如となす)」と

書かれていることに由来するそうです。

 

「如」は、従うという意味で

何か一つが動き出すと、他もそれに従って

次々に動き出すという意味があります。

 

春になって、自然や万物が動き始めることから

付いたようです。

 

他にも諸説があり、よく聞かれるのは

寒さがぶり返し、さらに衣を重ねることから

「衣更着」が転じたとも言われています。

 

別名

梅見月(むめみつき)、

雪消月(ゆきげしつき)、

木目月(このめつき)など

 

弥生とは、

弥(いや)生(おい)という言葉からできており

弥(いや):ますます、さらに

生(おい):おう(生い茂る)

となり、草木や花々がいきいきと成長していく様を

表しています。

 

別名

花見月 (はなみづき)、

嘉月(かげつ)、

夢見月(ゆめみつき)など

 

卯月とは、

「初」や「産」を表す「う」は、

一年の循環の最初であり、

卯の花が咲く季節であることから

この名が付いたというのが有力説です。

 

別名

植月(うゑつき)、

種月(うづき)、

田植苗月(たうなへづき)など

春の野原

 

「春」を表す言葉

花冷え(はなびえ)

桜の花が咲くころに、一時的に冷え込むこと。

 

三寒四温(さんかんしおん)

寒い日が3日、暖かい日が4日が

交互に繰り返されること。

 

春霞(はるがすみ・しゅんか)

春になって、遠くの山々に帯状の霞が見える現象。

 

春風(はるかぜ)

春に、東または南から吹く暖かく穏やかな風のこと。

 

東風(こち)

春に東または北東から吹く風。

春を呼び、梅の花を咲かせるといわれる風。

 

花信風(かしんふう)

花が咲く季節の到来を知らせる風。

 

春一番(はるいちばん)

「立春」以降3月初めまでに吹く、

その年初めての強い南風。

 

山笑う(やまわらう)

早春の山の木々が芽吹き、

山全体が艶やかさを帯びた様子。

 

春は、山笑う(やまわらう)

夏は、山滴る(やましたたる)

秋は、山装う(やまよそう)

冬は、山眠る(やまねむる)

 

木の芽時(このめどき)

樹木に新芽がでるころ。早春のこと。

 

光風(こうふう)

うららかな春の晴れた日に吹くそよ風。

雨上がりに草木を渡るやさしい風。

 

春意(しゅんい)

春の、のどかな気持ち。

 

春宵(しゅんしょう)

春の夕方。春の宵。春の日暮れ間もないころ。

 

春の使い(はるのつかい)

鶯の異名。春の便りをもたらす使い。

 

 

 

日本には、「春」という季節だけでも

たくさんの言葉があります。

感受性と表現、そして言葉の豊かな国。

これだけでも「日本人で良かった」と

思います ٩(๑ˆOˆ๑)۶♡