謹賀新年 2016

謹んで新年のお慶びを申し上げます

 

旧年中のお礼を申し上げるとともに

本年もよろしくお願いいたします

富士山 日の出

 

今年は、十二支の九番目の干支となる

「申(さる)」年です。

もっと詳しくいうと2016年の申は、

33番目の「丙申(ひのえさる)」になります。

 

一般的に言われる「干支(えと)」を

詳しく見ていくと

「十(じっかん)」と

「十二(じゅうにし)」が

組み合わさっていることが分かります。

 

十干(じっかん)とは、

甲(こう・きのえ) 木、陽

乙(おつ・きのと) 木、陰

丙(へい・ひのえ) 火、陽

丁(てい・ひのと) 火、陰

戊(ぼ・つちのえ) 土、陽

己(き・つちのと) 土、陰

庚(こう・かのえ) 金、陽

辛(しん・かのと) 金、陰

壬(じん・みずのえ)水、陽

癸(き・みずのと) 水、陰

であり、10種類で1周します。

 

十干は、いつからか陰陽五行説の

「木・火・土・金・水」と「陰・陽」とも

結びつくようになりました。

 

末尾が「え」で終わるものは

「兄()」であり「陽」を指し、

末尾が「と」で終わるものは

「弟()」であり「陰」を指します。

 

これで、「えと」とも言われます。

 

十二支とは、

子(ね)  陰

丑(うし) 陽

寅(とら) 陰

卯(う)  陽

辰(たつ) 陰

巳(み)  陽

午(うま) 陰

未(ひつじ)陽

申(さる) 陰

酉(とり) 陽

戌(いぬ) 陰

亥(い)  陽

であり、12年で1周し、

これにも「陰・陽」が関わっています。

 

この2つを最初から組み合わせると

甲(きのえ)子(ね)

乙(きのと)丑(うし)

丙(ひのえ)寅(とら)

丁(ひのと)卯(う)

戊(つちのえ)辰(たつ)

己(つちのと)巳(み)

庚(かのえ)午(うま)

辛(かのと)未(ひつじ)

壬(みずのえ)申(さる)

癸(みずのと)酉(とり)

甲(きのえ)戌(いぬ)

乙(きのと)亥(い)

と続いていき、「丙申(ひのえさる)」の順が

巡ってくるのが33番目というわけです。

 

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「十二支」は12種類、「十干」は10種類からも

分かるように、2つ分のズレが生じるため

組み合わせると全部で60種類になります。

 

60年で丁度1周するため

そのお祝いが「還暦」となるのです。

 

このことから、

60年前の丙申(ひのえさる)は、

1956年(昭和31年)ということになります。

 

ちなみに、高校野球の聖地「甲子園」は

甲子(きのえね)の年に作られたので

甲子園」と名付けられたんですよ(*^-^*)

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「申」の意味とは

「申」とは、「しん」と呼び

「のびる」、「もうす」という意味があります。

 

元々は、「雷」の源字ともいわれ

「稲妻」を表した象形文字で、

神の技という意味もあるのだとか。

 

申年の縁起物

「申(さる)」は、病が「去る」といって

縁起が良いんですよ。

 

それに、あやかったのが「赤い下着(肌着)」です。

 

血行を良くしたり気持ちを明るくする赤色、

それに、なぞらえて

『申年に、赤い下着を贈ると病が治る』や

『申年に贈られた赤い下着を身につけると

元気になる』という言い伝えがあります。

 

還暦を迎える方には、赤色のものを

贈ると良いといいます。

この言い伝えとともに「赤い下着(肌着)」を

プレゼントするのも良いかもしれませんね。

 

丙申(ひのえさる)年の縁起物

丙申(ひのえさる)年の

縁起の良い食べ物は、「」だそうです。

 

これは、村上天皇の時代(平安時代)の丙申の年、

疫病に苦しむ人々に梅を食べさせて救ったり、

自らの病のときも梅を食し回復したという

言い伝えがもとになっています。

 

その他にも、「天明の飢饉」の際に

この村上天皇の故事に習って「梅」を食した

紀州藩だけは、死者がでなかったと

言われています。

 

どちらも、健康にまつわるものですね。

今年は、赤い下着(肌着)と梅で

縁起かつぎ!!\(^0^)/

梅の実 うめ

 

ちなみに、2016年最初の「申の日」は

1 月6日ですよ!

だから、どうということでは

ないのですが。。。σ(^_^;)

 

 

2016年も、皆様に幸運の多き事を

お祈り申し上げます。

 

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