みなさんは、誰かに何かをお願いするときや
依頼などを断るとき、
どんな言葉を使いますか。
例えば、招待を断るとき
○月○日に開催される記念パーティーに
ご招待をいただき、誠にありがとうございます。
その日は、海外に出張しているため
出席ができません。
またいつか、お会い出来ることを
楽しみにしております。
これだと、事務的・機械的かつ直接的で
一方的な印象を与えてしまいます。
こういうときは、できるだけ波風を立てずに
平和的におさめたいですよね。
そこで、クッション言葉の登場です。
例えば、先の文章にクッション言葉を加えると
○月○日 記念パーティーの開催、
誠におめでとうございます。
せっかくご招待をいただいたのですが
あいにく、その日は海外に出張しているため
出席が難しい状況です。とても残念です。
またいつか、お会い出来ることを
楽しみにしております。
いかがでしょう。
「せっかく」「あいにく」という言葉を使いながら
「出席できません」という直接的な言い方を
「難しい状況です」といった間接的な表現にし、
「とても残念です」と感情を述べています。
これだと、先の文章に比べ
相手に敬意を払いつつお断りすることが
できます。
このように、クッションのように
表現を柔らかくし、ソフトな印象を伝える
言葉を「クッション言葉」と言います。
クッション言葉の一例
<断るとき>
・ あいにくですが
・ せっかくですが
・ 残念ながら
・ お役に立てず申し訳ありません
・ 期待に添うことができず
・ 大変ありがたいお話なのですが など
<依頼をするとき>
・ 恐れ入りますが
・ お手数をおかけしますが
・ 申し訳ございませんが
・ 恐縮ですが
・ ご面倒をおかけいたしますが
・ ご多忙中のところ
・ 勝手を申しますが など
<尋ねるとき>
・ 差し支えなければ
・ 失礼ですが
・ 今、よろしいですか など
<反論するとき>
・ お言葉ですが
・ 申し上げにくいのですが
・ 確かにその通りですが など
<報告をするとき>
・ おかげさまで
・ ご心配をおかけし
・ お話し中、失礼します
・ 誠に勝手ながら など
これらのクッション言葉を使うことで
相手に与える印象が変わってきます。
この言葉は、ご存知の方も多いかと思いますが
うっかり(・∀・;) なんてことがないように
お気を付けくださいね。