文章を書くとき、言葉の表現や
言葉のチョイスによって
同じことを言っているのに、
読み手の感じ方がまったく違ってしまう
ことがあります。
例えば
私は、料理が嫌いです。
何を作ろうか、とメニューを考えること自体が
ネックで、とてもストレスを感じます。
この文章を読んで、みなさんは
どのように感じましたか。
次に、先の例文をもとに
使う言葉を変えて文章を作ってみましょう。
私は、料理が好きではありません。
何を作ろうか、とメニューを考えることに
楽しさを感じることがなく
快適に過ごせないのです。
この2つの文章を読み比べてみた感想は
いかがでしょうか。
言いたい事は、どちらも同じです。
でも、文面から感じる印象は
まったく違いますよね。
その理由は、
言葉のチョイスにあります。
前者では、
嫌い、ネック、ストレス、といった
ネガティブな感情が直接的に感じる
言葉を使っています。
後者では、
好き、楽しい、快適、といった
ポジティブ要素の高い言葉を使い否定する
表現にしています。
読み手として、どちらの文章が
好意的に感じるでしょうか。
前者は、冷たさやピリピリ感
鋭く尖った刃物のような感覚があるのに対し
後者では、少し和やかさや親しみさを
感じるのではないでしょうか。
言葉のチョイスは
無意識のうちに行われ
気付かないうちに
読み手に影響を与えているのです。
みなさんが書いている文章は
大丈夫ですか。
追伸
ポジティブな言葉を否定形にする方法は
使い方を間違えるとややこしくなるので
注意してくださいね!
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