読み手に、「なるほど!」「確かにそうだよね」と
思わせる文章には、ある法則があります。
その一つが、数学者のデカルトによって提唱された
「演繹法(えんえきほう)」と
呼ばれる推論法です。
この方法を使えば、自然な流れで
説得力のある文章を作ることができます。
例えば
「吾輩は猫である」の著者(A)は、
「坊ちゃん」の著者(B)と同じ人物だ。
「坊ちゃん」の著者(B)は、夏目漱石(C)である。
ゆえに、「吾輩は猫である」の著者(A)も
夏目漱石である(C)
というように、
A=Bは、知っていますよね。
B=Cとも言えます。
したがって、A=Cとなる。
の公式が成り立ちます。
また、この「演繹法」は三段論法とも呼ばれ
一般論(ルール)と観察事項を結び付けて
結論を導き出す論理展開で
表現されることもあります。
これをビジネスに応用すると
個人情報の取り扱いについて、
世間的に監視が厳しくなっている(一般論)
当社は、多くの個人情報を扱っている(観察事項)
したがって、当社は個人情報の保護に
注力しなければならない(結論)
というようになります。
ちょっと小難しい内容になりましたが
これを知っていると
説得力を上げたいときの文章作りが楽になります!
頭の片隅にでも、この情報を置いて
おいてくださいね!
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