昔からあるお正月の遊びといえば
独楽回し、かるた、凧揚げ、羽根つきなどがあります。
羽根つきは元々、宮中の正月遊びで
一般庶民に広まったのは
江戸時代だと言われています。
みなさんは、この羽根つきに
魔除け、厄除けの意味があるってご存知ですか。
実は、羽根つきで使う「羽根」にそのヒントがあります!!
羽根は、黒い錘(おもり)に色のついた羽が付いていますよね。
その昔、この黒い部分にムクロジと言われる
木の種子が使われていました。
(今も、使われているのかな?)
ムクロジの漢字は、
「子」 が「患わ無い(わずらわない)」と書いて
「無患子(ムクロジ)」と読み
魔や厄を「跳ね返す、跳ね除ける」との意味から
羽根つきの「羽根」にすることで
厄除けや無病息災など、子供の健康を願ったものだそうです。
お正月に子供が羽根つきをするのには
意味があったんですね。
ムクロジの実は、とても堅くて種子の中でも
特に優れていて少しぐらいの衝撃では
ビクともしないようで
硬い場所に落とすと良く跳ねることから
羽根つきの羽根に使われたようです。
羽根つきだけに、打って付けだったわけですね。
なんてねー(≧∀≦)笑笑
羽根以外に「数珠」にも使われるようで
黒い実を豆にみたてて、
魔滅(まめ)で魔除け、マメに暮らす
といった縁起担ぎもあるようです。
ちなみに、ムクロジの黒い種子は
茶色の果皮に包まれていて
その果皮には、サポニンが含まれ
薬用や石鹸としても使われているのだとか。
サポニンには、
抗酸化作用、免疫力向上などの効果があって
水に溶かして良く混ぜると
石鹸のような安定した泡を作る性質があり
天然の界面活性剤とも呼ばれています。
黒いムクロジの実は、和紙に包んで
カバンに忍ばせると魔除けになるらしい。
ということで、懐紙で飴玉のように包んでみた。
こうみると、羽根つきの羽根みたい(๑˃̵ᴗ˂̵)
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