「 」(カギ括弧)は、
会話を文章で書くときに使います。
これは、みなさんよくご存知ですよね。
では、「 」は会話文以外の用途でも
使えることをご存知でしょうか。
それは、こんなとき
・その言葉を強調したいとき
・どこかの文章を引用したとき
などに使います。
文章を読む際に、どこかで
目にしているハズなんですが。。。
例えば
強調したい場合
「ビタミン」が豊富なフルーツは
イチゴ、グレープフルーツ、オレンジ
などです。
というように、ビタミンを
強調するために「 」を使います。
引用した場合
○○研究所が、昨年10月の△△議会で
発表した研究データによると
「30人に5人の割合で・・・の症状が
確認され、そのうち2人は・・・にある」
という結果がでている。
というように、引用部分を「 」で
括って表示します。
では、『 』(二重カギ括弧)は
どんな時に使うかご存知ですか?
中には、使わない、もしくは
使ったことがない、という方も
いらっしゃるかもしれませんね。
『 』(二重カギ括弧)は、
・ 書籍名、雑誌名、曲名といった作品を
記載するとき
・ 会話の中で誰かがしゃべった言葉を
書くとき
に使います。
例えば
書籍名などの場合
彼が読んでいるのは、
森鴎外の『舞姫』だよ。
というように、書籍のタイトルを
『 』で括ります。
会話文の中で、
他の誰の会話を書く場合
私は、緑の方を進めたんだけど
彼は「俺は、赤がいいんだ!だって
先生が『○○さんは、赤が似合うわ』
って言ったから」って言うの。
というように、会話文の中の
会話を『 』で括ります。
みなさんも、用途に応じて
「 」(カギ括弧)と
『 』(二重カギ括弧)を使い分けると
読みやすく、わかりやすくなるので
ぜひ、やってみてくださいね。
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