4年に一度の閏年。
365日に、一日追加され
366日になる年というのは誰もが知っていること。
そして、一日追加されるのは
1月でも、5月でも、10月でもなく
2月ですよね。
12ヶ月もあるのに、
なぜ2月が選ばれたのでしょう?
みなさんは、その理由を知っていますか。
現在、世界各国で使われている暦は
「グレゴリオ暦」ですよね。
日本では、明治5年(1872年)から
この暦を採用しています。
(ちなみに、それまでの日本は
月の満ち欠けを基にした「太陰太陽暦」を
用いていました)
「グレゴリオ暦」が誕生したのは、
16世紀のローマ時代で、
ローマ教皇グレゴリウス13世によって
制定されました。
現在では一年は、
1月から始まり12月で終わりますが
ローマ時代では、
3月から始まり2月で終わっていました。
当時の皇帝、ユリアス・シーザーは
奇数月を31日、偶数月を30日と決めたのですが
2月を30日にすると、366日になってしまうため
一年の最後の月となる2月を一日減らし
29日にすることで帳尻をあわせたのです。
そして、暦を制定した記念に自分の誕生日月に
自分の名前・ユリウス(英語でジュライ)と
名付け後世に残しました。
ところが、次の皇帝、アウスグタスも
同じように自分の名前を残したいと考え
現在の8月の名前を、それまで使っていた
名前から、アウグスタス(英語でオーガスト)に
変更したのです。
また、8月は30日までしかないことを不満に思い
一日増やし31日までとしました。
ここで、一日増やすと
一年が366日になってしまうため
9月以降の日数を調節しながら
一年の最後の月である
2月の日数を一日減らすことで整えたのです。
そのため、
平年の2月は28日まで
閏年は2月は29日までとなりました。
はかなくも、過去の皇帝の思惑が
今日まで影響しているという。。。
凄いですね (((ʘ ʘ;)))
「グレゴリオ暦」でいう、閏年とは
A. 西暦年号が4で割り切れる年
B. A以外、西暦年号が100で割り切れて
400で割り切れない年は平年とする
Aに当てはまるが、Bに当てはまらないものが
閏年になります。
4年に一回開催されるものといえば
オリンピック!ですよね。
これも、やはり閏年に開催されています。
ギリシャのアテネで行われた第一回目の
オリンピックは、1896年。
(4で割り切れます)
安心してください!(^-^)v
次回の夏のオリンピックは、
2020年なので、4で割り切れますよ。
次の閏年、みなさんは何をしているんでしょうね。