2015年12月に、アドビシステムが
日経BPコンサルティングに委託し、
「企業のWEBサイトやソーシャルメディアなどの
デジタルメディアが、消費者の購買行動に
どのような影響を与えているか」に関する
WEBアンケートを実施。
20代〜50代の男女1000件の有効回答を得ており、
その調査結果「消費者行動調査2016」を
2016年3月に発表しています。
その調査結果によると
ネットを通じて商品を確認する消費者の割合は
前回の調査から増加する一方で
82.9%の消費者が企業のWEBサイトから
受け取る情報は「関心から遠い」と回答している
ことが分かりました。
以下、調査結果内容です。
<調査内容1>
実店舗で気になった商品があった場合
情報収集のため、
どのような行動をとるのかを調査。
<調査結果>
1)その場で店員に聞く 39.8%
2)その場でスマホなどからWEBで調べる 25.6%
3)後でWEBで調べる 34.6%
2)3)のように
WEBを使って調べる消費者が
全体の60.2%という結果に。
前回の52.3%と比べ
7.9ポイントの増加になっています。
また、2)については前回の15.3%と比べ
約10ポイントアップしているそうです。
個人的には、目の前に気になった商品があるのに
直接、店員に聞く人より
WEBで調べる人が約6割もいることに驚きです。
これも時代なんでしょうか。。。
<調査項目>
企業のWEBサイトや電子メールから
受け取る情報に対し、
どのような認識を持っているのかを調査。
<調査内容2>
WEBサイトからの情報は
関心から遠いものと感じるか。
<調査結果>
1)よくある 34.6%
2)たまにある 48.3%
3)まったくない 17.1%
1)2)を合わせて82.9%の消費者が
「WEBサイトからの情報が関心から遠い」と
認識しているという結果に。
<調査内容3>
WEBサイトやメールからの情報は
ニーズや意識と、どの程度一致していますか。
<調査結果>
1)まったく一致していないことが多い 12.6%
2)あまり一致していないことが多い 53.2%
3)おおむね一致していることが多い 32.0%
4)ほぼ完全に一致していることが多い 2.2%
1)2)を合わせると65.8%の消費者が
一致していないと回答しています。
<調査内容2>と<調査内容3>を見る限り
企業(発信者)が伝えたい内容と
消費者(読み手)の知りたい内容に
大きな差があるということが、みてとれます。
このことから、
消費者が何を求め、
何を知りたいと思っているのかを
しっかり把握する必要があることが分かります。
これは、
企業(発信者)目線ではなく、
消費者(読み手)目線で、
いかに情報発信ができるか!
ということの現れではないでしょうか。
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