もうすぐ、七夕ですね。
願いが書かれた五色の短冊が、
笹の葉と一緒に揺れているのをみて
もう、そんな季節かと思いました。
そこで、今回は
ブログやメルマガなどの小ネタに使える
七夕にまつわるお話しを紹介します。
みなさんも、ご存じの通り
七夕は、織姫と彦星の物語です。
天の川やこと座、わし座、はくちょう座を
見ようと夜空を眺めますが
日本は、あいにくの梅雨時期。。。
でも、大丈夫です!
旧暦の七夕は、現在の8月になるため
今月、天候に恵まれなくても
次のチャンスがあります。
ちなみに、2016年は8月9日が
旧暦の7月7日にあたります。
七夕は、
「七夕の節句」もしくは
「笹の節句」とも呼ばれ
日本古来から行われている重要な年中行事
「五節句」のうちのひとつです。
<五節句>とは
1月7日 人日(じんじつ)の節句
3月3日 上巳(じょうし)の節句
5月5日 端午(たんご)の節句
7月7日 七夕(しちせき)の節句
9月9日 重陽(ちょうよう)の節句
ここまでくると、11月11日は?
となりますが、この日に節句はありません。
理由を書くと長くなるので、
またの機会に。。。
<七夕のルーツ>
七夕は、奈良時代に
中国から入ってきたと言われています。
もともと日本には、
棚機(たなばた)と言われる
禊ぎの行事がありました。
川などの清らかな水辺の機小屋にこもり
乙女が機(はた)で織った布を棚に備え、
神に秋の豊作を祈り、人々の穢れを
祓ったとされます。
この織り機を、棚機(たなばた)と
呼んでいたそうです。
一方、中国では七夕を、
「乞巧奠(きっこうでん、きこうでん)」と呼び
織姫のように
機織りや裁縫が上手になるように、
ひいては習い事が上手になるように、と
祈りを捧げる行事がありました。
「乞」は、願う
「巧」は、上達の様
「奠」は、まつる
を意味しています。
日本の「機棚」と中国の「乞巧奠」が
融合し現在に至る、ようです。
<節句の行事食>
節句には、それぞれ行事食があります。
人日の節句は、七草粥
上巳の節句は、はまぐり
端午の節句は、柏餅
重陽の節句は、菊酒
では、ここで問題です。
七夕の節句は、何を食べるのでしょうか?
正解は、
そうめん です!
室町時代には、その風習があったそうです。
織姫の織り糸に見立てたんですかね〜。
<願い事>
短冊に願い事を書くようになったのは
江戸時代からだそうです。
当時、里芋の葉は神から授かった
天の水を受ける傘だと考えられていたため
里芋の葉に溜まった夜露を集め
墨をすって、手習いの上達を願ったそうです。
日本の行事を知ると、
その季節が楽しくなりますね。
日本各地で、七夕祭りが行われていますが
みなさんの地域では、いかがですか。
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