夜空を彩る「花火」の役目とは!

今日では、祝賀イベントといった

お祭り以外にもよく登場する花火ですが

みなさんは、花火のもともとの意味合いを

ご存じでしょうか。

 

 

いきなりですが、クイズです!!

 

花火の意味合いについて

下記のどれが正解か、考えてください!

1)お祭りやイベントを盛り上げるため

2)悪疫退散を祈るため

3)死者への鎮魂

4)お盆の迎え火、送り火

 

答えは、でましたか?

花火

 

では、回答です。

感の良い方は、分かったかもしれませんが

1)〜4)全部正解です!!

 

 

関西で、お盆の送り火といえば

京都の大文字焼きで有名な「五山送り火」ですが

夏の漆黒の夜空に色鮮やかに花開く花火も

実は、お盆の迎え火、送り火の

意味合いがあります。

 

8月のお盆の時期に、夏祭りが多いのも

こういった理由があります。

 

日本有数の花火大会として知られている

東京の「隅田川花火大会」。

 

この花火大会は、江戸時代に

病気や凶作、飢餓で多数の死者がでたことを

当時の将軍・徳川吉宗が憂い

隅田川の水神祭で、花火を催すことで

死者の鎮魂と悪疫退散を祈ったのが

始まりとされています。

子どもと花火

 

花火は、何も打ち上げ花火に

限ったことではありません。

 

家庭で楽しむ、線香花火や噴水のように

吹き出す花火など様々なものがあります。

 

 

華やかな光の中に、儚さを重ね

ご先祖様や故人を想い、浄土での幸せを祈る。

 

とても、日本人らしい風習だと思いませんか。

 

今年の夏は、今までよりも

ご先祖様や故人を偲び、鎮魂の祈りを込めて

花火が楽しめそうですね。

 

この世と浄土、存在する場所は違っても

きっと、お互いに笑顔で

つながっていられる気がします。

 

合掌

 

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