みなさん「スーパームーン」というのを
ご存知でしょうか。
月は、地球の周りを楕円の軌道で周回しています。
月と地球の一番、遠い距離は約40万km、
月と地球の一番、近い距離は約36万kmです。
そのため、
地球から一番、遠い時と
地球から一番、近い時の「満月」ができるのです。
一番、遠い時の「満月」を「ミニマムムーン」、
一番、近い時の「満月」を「スーパームーン」と
呼んでいます。
「スーパームーン」は、通常の満月に比べ
最大14%も大きく見え、明るさも30%増なのだとか。
「スーパームーン」が観測できる日
1〜2年の間隔でやってくる
「スーパームーン」が観測できるのは
2016年11月14日
2017年 なし(シャイムーンイヤー)
2018年1月2日
2019年2月19日
2020年4月7日
になっています。
国立天文台によると、
2016年11月14日は、20時21分に
地球と月の距離が35万6509kmまで接近し、
満月となる22時52分の時点で
35万6520kmの距離となるのだとか。
ここまで大接近するのは、
68年ぶり(1948年1月26日以来)だそうです。
ちなみに、2017年のように
「スーパームーン」が観測できない年は
「シャイムーンイヤー」と呼ぶようです。
「エクストラ・スーパームーン」について
「スーパームーン」の中でも、
月が地球に最接近した近地点から
1時間前後に見られる満月を
「エクストラ・スーパームーン」と言います。
この「エクストラ・スーパームーン」が
観測できるのは、約20年に一度なのだそうです。
直近では、2014年9月の満月がこれに当たり
次回、観測できるのは2034年11月です。
「スーパームーン」の呼び名について
「スーパームーン」という言葉は
占星術に由来しており、天文学の用語ではありません。
一説によると、1979年に
占星学者のリチャード・ノール氏が
雑誌への寄稿記事で
「軌道中で地球に最接近(90%以内)した
新月または満月のこと。即ち、
地球と月と太陽が直線上に並び、
月が地球に最も接近した状態」と定義した。
と言われています。
ちなみに、天文学界では
新月の場合を「ペリジー・ニュー・ムーン」、
満月の場合を「ペリジー・フル・ムーン」、
と呼んでいるそうです。
みなさんは、この特別な「満月」の日を
どのように過ごされますか。
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