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確認して欲しいときのメール文

ネット社会となった現代、

ビジネスシーンで、取引先の相手や

社内において、メールでの

やり取りは、ほぼ必須ですよね。

 

そのやり取りの中で、時々見かける

ご査収ください」という言葉。

 

20代の方には、見慣れない言葉かも

しれませんね。近年では、使われることも

減ってきているように感じますが。。。

メール

 

ご存じの方も多いかと思いますが

「査収」とは、

内容を確認してください。

という意味になります。

 

つまり、

メールなら、添付したものを

郵送なら、同封したものなど

その書類や資料の内容を確認してください

ということになります。

 

よって、

メールに添付が何もついて無い

(確認する書類が無い)のに

「ご査収ください」と書くのは

おかしいということになります。

追伸 メール

冒頭でも触れましたが

近年では、使われることが

少なくなってきており、

古風な印象を受けるようになりました。

 

「ご査収」の代わりに、

「添付の書類をご確認ください」

「○○の件について、書類を添付しております、

 確認の上・・・」と書かれています。

 

そのままですね。。。(^◇^;)ゝ

 

古風な表現ということは、

この言葉を使うことで

年代がバレる、ということ・・・か?

Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

 

みなさんは、どちらの言葉を使っていますか。

 

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目標を立てても三日坊主になる理由

年初めに、今年こそは○○するぞ!と

一年の目標を立てたり、もしくは

何か出来事が起こったときに

これをやろう!と意気込むことってありますよね。

 

中には、

ブログの更新がんばるぞ! とか

ダイエットするぞ! とか

禁煙するぞ! とか

色々。。。

 

でも、だいたいの方は

三日坊主で終わっちゃいますよね。

 

それは、なぜだと思いますか?

湖 桟橋

 

例えば

年始に、定期的にブログを更新するぞ!

と、目標を立てたとします。

 

続いたとして、

3日、3週間、3ヶ月あたりが

多いケースですよね。

 

では、なぜ長続きしないのでしょう。

面倒くさくなるから、嫌になるから、

憂鬱になるから、など

言い出すと色々でてきますが。。。

 

一番の理由は、

目標を達成するための理由が明確ではないからです。

 

ほとんどの場合、

なぜ、そうしようと決めたのか

その理由(動機)がないままに、

単に、目標だけを決めてしまっているのです。

 

ダイエットにしても、

なぜ、ダイエットしたいのか!という

理由がなく、ただ単に痩せたいだけで

目標にしているというパターンが多いのです。

 

もし、そこに

私をふった男性を見返してやる! とか

同窓会で、老けたねって言われたくない! とか

結婚式があるから! といった理由がある

何が何でも、ダイエットを

成功させようと行動しますよね。

 

その結果、自分が得たかったもの(目標)を

手に入れる(達成する)ことが出来るのです。

 

ではここで、質問です。

 

みなさんの中には、

メルマガやブログ、SNSを活用して

お仕事をされている方もいらっしゃいますよね。

 

それらのメディアを更新する理由は何ですか?

本当に、そうしたいと思っていますか?

それをすることで、何が得られますか?

 

これらの答えが、明確になっていますか?

 

もし、みなさんが

目標を達成したことがない、

いつも長続きしない、

といったパターンに、はまりやすいのなら

目標に対する理由をもう一度

考え直して明確にすることをオススメします。

 

あなたのクライアント(お客様)は、誰?

お仕事でブログ、メルマガ、SNSなど

ネットを活用している方って多いですよね。

 

お客様に、共感し行動に起こしてもらうために

文章を書く際は、対象者をしぼって

書きましょう。

と、今まで何度かお伝えしてきましたよね。

デスク パソコン 仕事

 

例えば

あなたが企業を対象に研修を

行っていたとします。

 

そして、多くの人がそうであるように

問合せや申込みを増やすため

「研修を受けると、営業に関する

今までの悩みが解消できますよ!」

という内容を会社員に向けて書くのです。

そう、この方が対象にしたのは

研修を受講する会社員です。

 

対象者をしぼり、切り口を変えて

何度もその効果をアピールしました。

 

ところが、

対象者をしぼって情報を発信している

にも関わらず、反響はほとんど伸びません。

 

どうしてでしょう?

 

あなたは、その理由が分かりますか。

考える女性

 

確かに私は、文章を書くときには

対象者をしぼる方が効果的です!

とお伝えしましたし、情報を発信している

その方もその通りに、

受講する会社員にしぼって文章を書きました。

 

ただ、残念なことにこの場合

しぼった対象者が違っていたのです。

 

いわゆる、的外れという状態で

自分のクライアント(お客様)が誰なのかを

ちゃんと把握できていないことで起こる現象です。

 

その方の研修を受けるのは

その会社の社員ですが、

その研修を導入(採用)するかどうかを

決めるのは、受講する社員ではなく

人事部や総務部もしくは社長といった

会社組織を運営している方々ですよね。

 

いくら良い研修内容だったとしても

いち社員が会社のとある部署に行って

この研修を受けさせて欲しい、とは

なかなか言いませんよね。

 

要するに、

研修を採用するかどうかを決める

決定権のある方に向けてアピールしなければ

意味がない、ということなのです。

 

よって、この方がしぼるべき対象者は

研修の採用について

決定権のある方々であって

受講する社員ではない、

ということになります。

 

そして、その文章の内容も

受講する社員に向けたものよりも、

研修を受けると社員の意識が変化し

結果、会社の売り上げアップにつながります。

といった、会社にとってメリットになるものが

ベストだということになります。

 

 

あなたは、自分のクライアントを

しっかり把握できていますか。

 

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桜を人知れず守る「桜守(さくらもり)」

関西で桜の名所は?と聞かれて

京都を思い浮かべない人はいないでしょう。

 

神社仏閣をはじめ河川や公園、植物園といった

桜の名所も数多く点在しています。

 

みなさんは、これだけ多くの桜が

どのように手入されているのかを

ご存知でしょうか。

山桜

 

「桜切る馬鹿に、梅切らぬ馬鹿」と

言われるように

桜は、幹や枝を切ったり折ったりすると

菌によって腐りやすくなり、

梅は、余計な枝を切らないと翌年、

花がつかない、といった木の剪定の仕方を

解いた諺があります。

 

このように、とても繊細な桜は

植木屋さんや造園業を営む方々によって、

大切に管理されています。

 

その中でも、桜の手入れ、管理はもちろん

桜の保存や新種の発掘・鑑定を行っている

「桜守(さくらもり)」が

京都にいらっしゃいます。

 

京都・円山公園の

しだれ桜(別名:祇園の夜桜)と言えば

関西で知らない人はいないんじゃないか

というくらい有名な桜ですよね。

 

この桜は、

植藤(うえとう)造園の社長であり

3代目・桜守でもある

16代目・佐野藤右衛門さんが

管理されています。

 

円山公園のしだれ桜は、実は2代目!

樹齢は、80年を超えています。

 

初代の桜は、昭和22年に

樹齢200年余で枯死したため

15代目・佐野藤右衛門さんが

初代の桜から採取した種子を育て

初代と同じ場所に、現在の2代目を植樹しました。

 

その桜を、16代目(80歳代)が守っている

ということになります。

 

16代目・佐野藤右衛門さんは、

円山公園・蹴上インクラインといった

国内の桜はもとより、

「イサム・ノグチ」に協力し、

パリにあるユネスコ本部・日本庭園を

手がけるなど海外でも活躍し

1997年には、ユネスコ本部から「ピカソ・メダル」

1999年には、「勲五等双光旭日章」を受賞しています。

さくら 桜

 

桜は、連作を嫌う樹木!

桜は、連作(いや地)を嫌う樹木だと

言われています。

 

連作とは、同じ作物を同じ場所で

続けて作付けすることをいいます。

 

例えば、桜の場合

植えられていた桜が枯れてしまったので

同じ場所に、若い桜を植えて育てようとしても

うまく、育たない。

という現象がおきるのです。

これを、連作障害と呼びます。

 

日本中で、咲き誇るソメイヨシノの

桜の名所が消滅するかもしれない

という噂があるのも

この連作障害という、厄介な問題があるからです。

桜の名所の危機については、コチラをご覧ください)

 

でも、円山公園のしだれ桜は

初代と同じ場所で、2代目が育っていますよね。

 

これは、凄い!!ことだと私は思うのです。

 

桜の連作をしようと思うと、まず

土壌改良から、はじめなければなりません。

 

最初の桜が植えられていた土壌を

若い桜がちゃんと育つ土壌に作り直すのです。

 

それが、80年前に行われ

成功していることが凄いのです。

 

おそらく、桜守の方をはじめ

造園業に携わる方々は、訪れるかもしれない

その日に向け、連作障害の解決方法などを

模索しているのではないかと

勝手ながら推測しています。

桜並木

 

次世代の桜を育てる!

16代目・佐野藤右衛門さんは

円山公園の2代目・しだれ桜が

寿命を迎えたあとのことを考え、

すでに、3代目のしだれ桜を

植藤造園の桜畑で育てています。

 

その他、日本全国を飛び回り

桜の新種や貴重な桜を保存継承すべく

同じ桜畑で育て観察・管理をしています。

 

実は、この植藤造園の桜畑

桜のシーズンは、

入園無料で参観できるんですよ!\(^0^)/

 

私も数回、お花見をさせていただきました。

貴重な桜がたくさん見られましたし

とても、素晴らしかったです(๑˃ ᴗ˂ )و

(飲食はできません)

 

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桜と聞いて思い浮かべる桜の名前は

何でしょうか?

 

やはり、よく耳にするのは

「ソメイヨシノ(染井吉野)」では

ないでしょうか。

桜とメジロ

 

桜は、主に「山桜」と「里桜」の2分類

桜の分類は複雑なのですが、主に

野山で野性的に自生する桜の原種「山桜」と

人の手で交配(品種改良)された「里桜」の

2つに分類されます。

(分類が複雑なので簡単に説明しています)

 

「山桜」の代表的な名所といえば

奈良県・吉野山があります。

 

また、「山桜」は長寿な樹木が多く、

日本三大桜として

樹齢2000年以上、山梨県の

山高 神代桜(やまたか じんだいざくら)、

樹齢1500年以上、岐阜県の

根尾谷 淡墨桜(ねおだに うすずみざくら)、

樹齢1000年以上、福島県の

美春 滝桜(みはる たきざくら)があります。

 

こういった「山桜」をもとに、

人工的に交配した桜を「里桜」と言い、

栽培品種・園芸品種として流通しており、

原種(固有種)と交配種をあわせると

約600種の桜があるそうです。

 

ちなみに、

「枝垂れ桜」は、江戸彼岸桜の園芸種です。

また「八重桜」とは、八重咲きの桜の総称です。

奈良県、吉野山の桜

奈良県、吉野山の桜

 

ソメイヨシノは、接ぎ木で繁殖する

ソメイヨシノは、大島桜と江戸彼岸桜を

人工的に交配して作り出した桜で

江戸時代末期に染井村(現在の東京都豊島区)の

植木屋が生み出した園芸品種です。

 

10年程で立派に成長し、

見事な花を咲かせることから

明治政府の推奨により徐々に

全国各地に広がりました。

 

北海道と沖縄を除き日本の桜の約80%は

ソメイヨシノだと言われています。

 

これだけ多くの場所で、桜の名所を

作って来たソメイヨシノですが

実は、種子をほとんど付けないため

自力で繁殖できず、接ぎ木や挿し木によって

繁殖させ育てている桜なのです。

(このことをクローンと呼ぶ人もいます)

 

そのため、当然ながら

どのソメイヨシノも

同じ遺伝子を持っており

開花時期も気温などによって

ほぼ同一なため、一斉に花が咲くのです。

 

桜の開花予想の標本木がソメイヨシノなので

開花時期の推測がしやすく

桜前線が発表されるというわけです。

 

一方、江戸彼岸桜のような「山桜」は

それぞれの木の個体によって

開花時期に差があるため、

ソメイヨシノのように

一気に咲いて散ることがなく

長く桜を楽しむことができます。

一本桜

一本桜(山桜)

 

ソメイヨシノの寿命

長寿の「山桜」に対し

ソメイヨシノの寿命は60年程だと

言われています。

 

そのため、第二次世界大戦の終戦後に、

植えられた桜が寿命を迎えており

ゆくゆくは、桜の名所が減少するのではと

心配されています。

 

ですが、戦後70年が経つ今でも

ソメイヨシノの名所は

美しい花を咲かせ続けています。

 

それは、「これからも桜の花が咲くように」と

願う植木職人や樹木医などの献身的な

手入れと努力が功を奏しているから!

 

潔く散ってゆく桜ですが、あとどれくらい

名所が保たれるのか。。。

もしかすると今、お花見ができることは、

とても贅沢で貴重なことかもしれませんよ。

 

 

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