いつも何気なく使っている
「下さい」と「ください」ですが
「漢字」と「ひらがな」で
使い分けがあるって、ご存じでしたか。
早速ですが、問題です。
下記の文章で、正しいのはどれでしょう。
・ チョコレートをください
・ チケットを譲ってください
・ ご了承下さい
・ 資料を配って下さい
どうでしょう、分かりましたか?
では、回答です!
答えは、すべて間違っています(笑)
漢字(本動詞)の「下さい」は、
実質的にモノをもらうとき、
相手に物事をお願いするときに使います。
ひらがな(補助動詞)の「ください」は、
相手にこうして欲しいと動作を促したり
依頼、命令するといった場合に使います。
補助動詞とは、
「・・・してクダサイ」のように
動詞の後に付いたり
「ご○○クダサイ」「お○○クダサイ」と
動作を表す名詞に付いて敬意を示す表現のこと。
ということで
先の文章で、
実質的にモノをもらう行為となる
次の2つは
誤)チョコレートをください
正)チョコレートを下さい
誤)チケットを譲ってください
正)チケットを譲って下さい
となり、
相手に動作を依頼、命令している
次の2つの文は
誤)ご了承下さい
正)ご了承ください
誤)資料を配って下さい
正)資料を配ってください
となります。
分かりやすくまとめると
本動詞は、英語でいう「give」で
→下さい
補助動詞は、英語でいう「please」で
→ください
になります。
みなさんの周りでも、
ちょっと気を付けて観察すると
見つけるかもしれませんね。
<追伸>
今回、紹介した内容では
正解・不正解といった表現をしましたが
絶対的なものではなく、
公用文における申し合わせとして
捉えてもらえれば幸いです。
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