みなさんは
“語彙(ごい・言葉のボキャブラリー)”を
どれぐらい知っていますか?
といっても、どうやってその量や質を
図ればいいのか、
分からないかもしれませんね。
例えば
文章で相手に何かを依頼するとき
どのような表現を使いますか。
よく目にするのは
『・・・の件、
よろしくお願いいたします』
だと思います。
では、この伝え方以外に
文章で相手に何かを依頼する表現が
いくつ、思い浮かべられますか。
ちょっと、考えてみてください。
出てきましたか。
その他の表現には
『・・・につて、
お願いできると助かります』
『・・・を、
していただけると幸いです』
『・・・が、
○○までに、できると嬉しいです』
『・・・を、
○ ○までにお願いすることは可能でしょうか』
といった、表現方法があります。
このように
「この言い方を、別の表現で伝えるなら、
こういった言葉や表現があります」と
事例を出すと、
みなさん、「ふむふむ」と納得されます。
で、
次に、言われるのが
「考え方や道理は、よく分かりました!
でも、その表現や言葉が
思い浮かばない、出てこないので結局、
その表現方法しか書けないんです」
確かに、それも一理ありますね!
他の表現方法が分からない。
すなわち、それは
“言葉のボキャブラリー”が少ない
ということなのです。
★ 文章をどう書けばいいのか分からない
★ 言葉が思い浮かばない
★ 良い言い回しが見つからない
これらの原因のひとつは、
頭の中に蓄積された
言葉のボキャブラリーの少なさにあります。
では、どうやって
ボキャブラリーを増やすのか。
それは、\ 読書 /です!
本や新聞などには、たくさんの表現方法が
記載されています。無意識のうちに
頭の中に蓄積される表現もありますが
一番良いのは、言葉や表現を意識しながら
読むということです。
言葉のボキャブラリーが少ないと
文章が書けないだけではなく
会話といった周囲との
円滑なコミュニケーションに
支障をきたすこともあります。
例えば、相手に謝るとき
『ごめんなさい』
『すみません』
と言いますが、
その表現しか出てこないと
『ただ、謝ればいいと思ってるでしょ』
(-゛-メ)と、なることがあります。
でも、別の謝り方(言葉や表現方法)を
知っていれば
それぞれのシチュエーションにあった
言葉を選び伝えることができます。
表現の幅が広がると
相手に与える印象や行動にも
変化を与えることができます。
それは、すなわち
あらゆる可能性を広げることでもあるのです。
みなさんの中には、
どれだけの語彙がありますか。